ご来店いただきありがとうございます。
店主の留岡と申します。

まずは自己紹介をさせていただきます。

京都に生まれ、京都で育ち
モノ作りの会社で人形作りに関わっていた私が
10年以上前に縁あって転職したのが、
手元供養という言葉を初めて提唱し、
手元供養品を作っている小さな会社でした。

今でこそ手元供養を知る方も増えてきたと感じますが、
当時は葬送業界の中ですら、ごく一部の人しか知らないような本当にマイナーな葬送文化でした。

形式よりも故人への想いを何より大切に考えるという手元供養の考え方に共感したこともあり
最初はオーダー商品の製作や商品管理を担当する裏方のつもりで入ったものの
手元供養品は裏で黙々と作っていればいいという商品ではありません。
お客様と対話し、お客様の想いに沿った商品に仕上げる日々で
お届けしたお客様からいただいた感謝のお手紙はコピーをとって今も大切にとってあります。

ほどなく始まった粉骨事業の立ち上げ、実務も担当し
数え切れないほどのご遺骨を自身の手で粉骨させていただきました。

毎日、お客様とやりとりをする中で

「会社の枠を越えてユーザー目線で
お客様に手元供養や様々なサービスをご紹介できるような
セレクトショップのようなお店を作りたい」

そういった思いが大きくなり
独立・開業してはじめたのがこのお店です。

目指すところは「家電量販店」ではなく「まちの電器屋さん」
小さなお店だからこそ出来る、小回りをきかせた細やかな対応で、一人一人のお客様に丁寧に接し
地域の皆様を支えることのできる存在になれればと願っています。

そういった想いもあって、お店の名前には地名でもある「すみぞめ」と入れました。
「すみぞめ」とは漢字では「墨染」と書きます。
古今和歌集の中に「深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染に咲け」という和歌があります。
上野岑雄が亡き友、藤原基経の死を悼み、
心あるなら今年は墨染色に咲いてくれと桜に向かい詠んだ哀傷の歌です。
墨染色とは薄い黒色で、僧衣や喪服などにも使われる染色であることから
死を悼む、喪に服すという意味があります。

大切な故人様を悼む心を何より大事にさせていただき
“Memorial Partner 京都すみぞめ”は精一杯心を尽くして、
大切な方の供養のお手伝いをさせていただきます。